「やっぱり私たち姉妹よね」
アイカツスターズ!94話『真昼の輝き』
『アイカツ!ランキング決勝ステージ』に進むための、最後の戦い。エルザとの戦いに臨む真昼の目には、迷いの色が浮かんでいた。そんな真昼を励まそうと頑張る、あこや小春達。真昼は迷いを断ち切り、ステージに立つことができるのだろうか――?
というあらすじとは全然関係ない話をします。
94話はエルザさまと真昼ちゃんの対決。
本題ではないのでストーリーはしょりますが、真昼ちゃんは敗北してしまいました。
エルザさまには「勉強させていただきました。ありがとうございます。」
みんなには「楽しかった!」と言う真昼ちゃん。
そのあとの、お姉ちゃんに呼び出されたシーンをですね、
みんなにも観てもらいたいんですよね……
ちょっと勢い余ってそのやり取りのセリフ全部書き起こしちゃったんですけど
スペース取るので閉じました。覚えてなかったら見てください。
セリフ書き起こし
「ま〜ひ〜る♡」
「お姉ちゃん」
「……ごめん」
「?」
「お姉ちゃんから美組のS4とロマンスキスを受け継いで
自分なりに頑張ってきたつもりだったけど……
結局、最後の最後で負けちゃった」
「負けて悔しかった?」
「少し……」
「そっか……」
「今だから言うけどね……去年のS4戦で真昼に負けたとき
実は私もちょっとだけ悔しかった……」
「え!?……ぷっ、あははは……
なんだ、そうだったんだ」
「やっぱり私たち姉妹よね」
「うん!……ねえお姉ちゃん、
今夜は私のお部屋でずっとお話ししない?
今日のことと、これからのこと」
「もちろんよ。私もそう思って真昼を呼び出したの」
「やったぁ!」
――
「それでね、それでね
太陽のドレスの輝き……あれって
ロマンスキスのデザインに取り入れられないかなって」
「あら、素敵じゃない
でもそのままだと難しいわよ?」
「だからお姉ちゃん相談にのってよ〜」
「いいわよ〜いくらでも♡」
「あとねあとね!小春が嬉しいこと言ってくれてね」
「うんうん」
「なんだと思う?」
「そうね……」
これ全部公式なんですよね。ほんとに? (ほんとだよ)
で、せっかく書き起こしたけどやっぱりキャプ撮りました。
お姉ちゃんから受け継いだロマンスキス*1と美組S4、つまり"香澄夜空の妹"の名を背負って全力で挑んだけれど負けてしまったことに目を潤ませる真昼ちゃん。
これなんですよね。自分の頑張りは二の次で、香澄夜空の後任という立場だから「負けて悔しがるのは子供っぽい、S4らしくない」と思ってみんなの前では気丈に振る舞ったけれど、お姉ちゃんの前だから"素"が出かけてる。真昼ちゃんが飾らない自分を出せる、本当に心を許してるっていう、親密な関係の表現……やばいですね?そういうこと。
そんな真昼ちゃんの手を取る夜空ちゃん。「負けて悔しかった?」は確信があって聞いてるんですよね。我慢してるんだろうなって。"美組S4の香澄真昼"に対して。真昼ちゃんはこのことを引きずって落ち込むんだろうなって。
それで、「思い詰めなくても大丈夫だよ」って意味を込めて「私も悔しかった」の話をしたんですよね、こういうところはやっぱりお姉ちゃん。すごい。
まぶしいえがお!すべて吹っ切れた最高の笑顔!かわいい!
これを文章で表現できなかったからキャプ撮りました!ていうかここの表情(感情)の変化全部みてほしい!BD発売したらみんな買おうね!!
この階段を駆け下りる様子が良すぎた。
"S4の香澄真昼"から"妹の真昼"に戻ったんですよね。真昼ちゃんの胸中を察したお姉ちゃんが手を取って一言、背伸びした真昼ちゃんをただの妹に戻すという演出。
本当にこれ。すべてが正しい。アイスタはいつでも"正解"をくれる。
これ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
感情の共有によって「やっぱり私たち似てるわね、姉妹だから♡」「うん♡」というやりとりしただけと言えばそれまでなんですが……これを拡大解釈*2すると
お互いに恋愛感情を自覚して、この感情が一般的に姉へ/妹へ向ける感情を超えてるって気付いていたとしても「お姉ちゃんじゃなかったら/妹じゃなかったら」なんてかけらほども考えてなくて、姉妹という関係を大切にしているからこそ出てくるセリフなんですよね。
姉妹で恋愛していることに何の後悔も背徳感もなく本当に幸せそうなことがわかる。神様ごめんなさいだとか他人同士になりたかっただとかよくあるモノローグは存在しない。どんな他人も介入することができない、ふたりの血の繋がりに誇りを持っている。
これがほしかった。もう何も言うことが無い。歔欷。
いややっぱ言うことあった
「やっぱり私たち姉妹よね♡」こんなに素敵な言葉、悪用したいいろんな用途があるに決まってるじゃないですか??
例えば"そういうこと"をしてる時に「真昼もこうされるの好きなの?やっぱり私たち姉妹よね♡」って言ってそう。言っててほしい。
あるいは「お姉ちゃんとこういうことしたいって思うの…変、だよね……」「ううん、変じゃないよ……今だから言えるけど、お姉ちゃんもずっと前からこういうことしたかったの」「なーんだ!そうだったんだ!」「ふふ、やっぱり私たち姉妹よね♡」っていうやりとりがあったような気がする。
他にも感情モノローグとして
「好き」って言ってもらえるのは嬉しいけれど、それがどういう「好き」かなんてまだ知りたくないの。私は真昼の全部が欲しいし、"こういうこと"もしたい……でも真昼は違うでしょう?お姉ちゃんは……え?本当は真昼もこういうことしたかったの?……ううん、変じゃないよ。ごめんね、気付いて挙げられなくて。ふふ、やっぱり私たち姉妹よね♡今も昔も真昼のことが大好きよ。
って出たりするはずじゃないですか????
いや、まあ……そういうことです。みんなはわかってくれるよね?
おててぷらぷらさせて甘える真昼ちゃん、と当たり前のように甘えられてる夜空ちゃん、本当になに??
好きな人(親など)の手を触りたがるとかは幼児にありがちな愛情確認行動なんですけど、それっぽくも見える。これが真昼ちゃんの妹モード……
いやほんと、単純にすきすきしてるだけじゃなくて、仲良しだった昔のように(=みんなには見せない素の姿で)べったべたに甘えてるんですよ、この意味!!
で、大好きなお姉ちゃん「今日はいっぱいお話したい」っていう気持ちを隠す気もない妹と、同じことを思ってそれを伝えるために呼び出した姉、やっぱり私たち姉妹よね♡うん♡♡
ちなみに夜空ちゃんがお話しようと思ってたのは「真昼ちゃんが落ち込んでたら慰めてあげよう」って意味だった可能性もあります。夜空ちゃんのこういう気遣いができるところがほんとうに最高にお姉ちゃん……
真昼ちゃんが足をパタパタさせてるところも、あのねあのね!って話し続けてるところも、お茶とお菓子用意していっぱい話す準備してるのも、二人ともずっとずっと楽しそうなのも、
なにもかも、なにもかも……良い……
お菓子*3をいっぱい用意してるのは楽しいおしゃべり♪の表現だけじゃなくて、美容に気をつかってる美組のS4が夜寝る前にこんなにお菓子を用意してる、つまりそれだけ"特別な夜"っていう表現なんですよね……。
あとここS4城なのでお泊まりなんですよね。ゲストルームとかあるんでしょうか。あったとしてもこんなにも広いベッド……いや邪推するまでもなく"そう"であるはずなんですよね、同衾概念も公式でした。
ちなみに好きな人(親など)にお話を聞いてもらいたがるのは幼児にありがちな愛情確認行動なんですよね。幼児退行妹モード。
それで、「これからのこと」って何でしょうね?太陽のドレスのデザインがどうとかって話だけじゃないよね?将来住むお部屋とか渡仏の時期の話ですよね?最終話で二人でフランスをお散歩デートしてるビジョンまですでに見えてるからそういうのわかっちゃうんですけど(早口)あとねあとね!……
長い、長い1分半だった……衝撃に打たれすぎて呼吸を忘れて観てた。当時息を切らしながら実況ツイートしてた。このお話を考えた人のIQ5億くらいある。これ全部公式ってほんと?(ほんとだよ)
あと完全にはしょったけど94話は真昼ちゃんの最高のステージが観れたり過去のエピソードからのあれやそれやもちょこちょこあったりするのでやっぱり全部観てほしいですね。ただツバサ先輩が真昼ちゃんのことを「香澄」って呼んでたのがちょっとアレだった。でも見返して見るとSKY-GIRLの時から香澄って呼んでた。お姉ちゃんの前で日和るツバサっち……そういうところだゾ……
で、最後に、「やっぱり私たち姉妹よね」の拡大解釈って言ったところ、あれはただの妄言ではなくそういう意図を持ったメッセージだと本当に思っています。そこの話がしたかっただけです。おしまい